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重症度スコア

成人重症度スコア
急性腎傷害は APACHE スコアで使われている定義(Cr≥1.5mg/dl かつ尿量>410ml/24h)を満たしたときのみ“Yes”となる。
患者情報システムで不正確に記録された動脈圧や呼吸数は、自動取り込みでは間違ったままになるため手入力による修正が必要になる。まず記録を正確に行うことが重要である。
血液ガスと生化学検査の両方で測定される Na、K、Glu はどちらも使用し、最悪値を入力する。ヘマトクリットは多くの血液ガス分析装置では測定されず計算されており、使用しない。
低体温療法など、機器により 36℃を下回るように体温コントロールが行われた場合は、その体温は使用しない。
GCS は麻酔や鎮静剤が投与された場合は薬剤がなかったとして推測する。その場合、鎮静前の状態が参考になる。ただし薬物中毒の場合は例外で、観察された GCSをそのまま記載する。また浮腫により開眼できない場合も同様に推測する。予定手術の術後などでは多くの症例では E4V5M6 となるはずである。また、APACHE IIIで評価不能となる GCS の組み合わせがあるので、データ辞書を参考にすること。
ECMO/PCPS を施行中の FiO2は、各施設・各症例によって判断してよい(人工呼吸器の FiO2 を選択する、ECMO/PCPS と人工呼吸器のどちらか高い方を選択する、患者の状態や採血部位によって臨床的に判断する、など)。
ICU入室後24時間以内に心停止もしくは死亡した場合は、脈拍・収縮期血圧・平均血圧・拡張期血圧・呼吸数の最低値は、すべて“0”を記載する。またこの場合、GCSはE1V1M1とする。
小児用重症度スコア
24 時間の最悪値を使用する成人重症度スコアと異なり、入室 1 時間以内の最初の測定値を使用する。
「術後の回復目的」には、放射線科的手技や心臓カテーテル検査を含む。「人工心肺使用後」で“Yes”を選択した患者では、「術後の回復目的」も必ず“Yes”を選択する。
高リスク診断名の「7:左心低形成症候群」については、過去に診断あるいは治療されていれば、ICU 入室時点で根治されていても選択する。
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